カムチャツカ半島東岸部への上陸を試みるBETA群を掃討するソ連軍の定期作戦に随行し、実戦試験を行うアルゴス試験小隊。共同作戦の指揮をとる極東ソ連軍の精鋭・ジャール大隊のラトロワ中佐は、アルゴス試験小隊の役割を"子供でも出来る簡単な任務"と表現する。
ブリーフィングを終えたユウヤは、金網と有刺鉄線越しにソ連軍少年衛士たちに囲まれたクリスカとイーニァを見つける。金網まで駆け寄り声をかけたユウヤに、クリスカは出会った頃の他者を寄せ付けず、触れさせないような態度をとる。
そして共同作戦の日が訪れる。普段通り振る舞ってくれる仲間たちの気遣いに感謝しながら、初めての実戦へと出撃するユウヤ。
大規模に展開されたソ連軍戦術機大隊。通信回線から流れてくる少年衛士たちの挑発。そして土砂の入り混じった海水の柱が海岸一帯に噴き上がりに、醜悪な巨大生物が現れる。
接近してくるBETA群との戦闘。だが、面制圧を潜り抜けた敵を掃討するはずの戦車部隊の火力不足が早期の内陸浸透を許し、戦闘は混戦状態となってしまう。にもかかわらずラトロワ中佐は、後退も支援砲撃要請もしようとしない。さらに新たなBETA群が機甲部隊に迫る。
不知火・弐型で後方待機していたユウヤはジャール大隊の支援砲撃を決断。ジャール大隊機の後退を待って、ユウヤは99型電磁投射砲のトリガーを押し込む。神々しい光が海岸線を埋め尽くしていたBETA群の約8割をほんの十数秒で飲み込んでいった──。 |