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 日々完成度が上がっていく不知火・弐型(94セカンド)。「対人類戦闘演習──ブルーフラッグで全勝してアラスカを完全制覇する」技術者、整備兵、保安要員たちも一体となり、ユウヤたち開発衛士たちの士気は高まっていた。

 演習後、イーニァを探しているクリスカと出会ったユウヤは手伝いを申し出る。そこに現れた崔亦菲(ツイ・イーフェイ)が、ふたりの会話に割り込んでくる。複雑な表情を見せ立ち去るクリスカを追おうとしたユウヤの腹部に、崔は正拳突きを叩き込む。
「私と話す時は、別の女の事は考えないでね」

 不自然に密着している崔とユウヤの姿を、空きコンテナの陰から見ている人物がいた。逢い引きかもしれない──。そんな疑念に捕らわれた唯依は、逃げるようにその場を後にしてしまう。また、クリスカも自分の変化に戸惑っていた。崔と"親交を深めている"ユウヤへの感情が、彼女の鼓動を高めていたのだ。

 ソ連軍イーダル実験小隊と中東連合アズライール実験小隊による模擬戦が行われる。クリスカたちのSu-37UB(チェルミナートル)は単機で1個小隊を全滅させる。それは、各国にソ連機導入を促す広報活動だった。
 いつか紅の姉妹(スカーレットツイン)と戦わなければならない。そして、彼女たちへの敗北は、XFJ計画の縮小を意味する。唯依は胸に芽生える気弱さを抑えきれずにいた。

 同じ頃、ネバダ州のネリス基地第2駐機場に、ユーコン基地に向かう3人の衛士の姿があった。

 

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